尻切れとんぼの解説
【読み方】
しりきれとんぼ
【意味】
尻切れとんぼとは、物事が最後まで続かず中途半端に終わることのたとえ。また、長続きしない人のたとえ。
【注釈・由来】
「尻切れ」は、後ろのほうが切れて中途半端なこと。
本来長く続くはずの物事が途中で切れることを、長いとんぼの尻が途中で切れていることにたとえた言葉。
かかとの短い草履をいう「尻切れ草履」に由来するとしているものもあるが、「尻切れ草履」の略が「尻切れ」というだけで、「尻切れとんぼ」との関連性はない。
また、「尻切れ草履」に関連して「とんぼ草履」が持ち出されることもあるが、「とんぼ草履」は鼻緒をとんぼのように結んだ草履で、「尻切れとんぼ」どころか「尻切れ草履」とも関係ない。
他にも、途中で切れたように短いものには「尻切れ襦袢」や「尻切れ半纏」があり、いずれも略して「尻切れ」と呼ばれている。
【出典】
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【例文】
・「考えさせられる映画」と聞いたので観に行ったら、尻切れとんぼのストーリーだった。
・尻切れとんぼになっていたプロジェクトを再開させる動きが出てきた。
・彼は何をやっても尻切れとんぼで、一ヶ月続けられたことがない。
【注意】
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尻切れとんぼの関連語
【類義語】
尻切りとんぼ/尻切れ鳶/尻切れ話/尻切れ歌/竜頭蛇尾/虎頭蛇尾/熱しやすく冷めやすい/三日坊主/三月庭訓/蛇稽古/猫の魚辞退/狸の念仏/兎の糞/兎の股引/船頭の一時艪/石に腰掛ける/乞食の嫁入り
【対義語】
有終の美を飾る/掉尾を飾る/始めは処女の如く後は脱兎の如し
【英語のことわざ】
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