為せば成る、為さねば成らぬ何事も

解説

【読み方】
なせばなる、なさねばならぬなにごとも

【意味】
為せば成る為さねば成らぬ何事もとは、できそうもないことでも、その気になってやり通せばできるということ。

【注釈・由来】
「為す」は、動作や行動をするという意味。
どんなことでも強い意志を持ってやれば必ず成就するということで、やる気の大切さを説いたことば。
江戸時代後期、米沢藩主の上杉鷹山が家臣に「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」という歌を教訓として詠み与えたという話は有名。
また、それより以前に武田信玄が「為せば成る、為さねば成らぬ。成る業を成らぬと捨つる人の儚さ」という、よく似た歌を詠んでおり、上杉鷹山の言葉はこれを変えていったものといわれる。

【出典】

【例文】
・為せば成る為さねば成らぬ何事も、人生の目標としたものを簡単に諦めてはいけない。
・為せば成る為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり、努力は必ず報われる。
・為せば成る為さねば成らぬ何事も、辛くてもやり抜くことが大切だ。

【注意】
「為す」は「成す」とも書くため「成せば成る」も誤りではないが、行動をする(為す)ことで出来る(成る)という意味を表すには、「為せば成る」と書いた方がよい。

1

2
TOP
テキストのコピーはできません。