笛吹けども踊らず

笛吹けども踊らずの解説

【読み方】
ふえふけどもおどらず

【意味】
笛吹けども踊らずとは、あれこれと手を尽くして準備をしても、それに応じようとする人がいないというたとえ。

【注釈・由来】
踊らせようとして笛を吹いても、誰も踊り出さないの意から。
『新約聖書・マタイ伝・11章』の「僕たちは君たちのために笛を吹いたのに踊ってくれなかった。葬式の歌を歌ったのに、悲しんでくれなかった」に由来する。

【出典】
『新約聖書』

【例文】
・テキストも計画表も事前に準備万端整えていたのに、生徒たちは一人も講習に参加しなかった。笛吹けども踊らずだ。
・展示会に出品したが、我々のブースには誰も来なくて、笛吹けども踊らずという状況だった。
・笛吹けども踊らずとなっては意味がないから、人々の琴線に触れるような策を講じる必要がある。

【注意】

笛吹けども踊らずの関連語

【類義語】
笛吹けど踊らず

【対義語】
打てば響く

【英語のことわざ】
・We have piped unto you,and ye have not danced.(私たちが笛を吹いたのに、あなたたちは踊ってくれなかった)

【索引語】
吹く踊る

【分類】
行動・動作 > 無駄な努力

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