月に叢雲、花に風

解説

【読み方】
つきにむらくも、はなにかぜ

【意味】
月に叢雲花に風とは、よいことには邪魔が入りやすく、長続きしないものだというたとえ。

【注釈・由来】
「叢雲」は「群雲」とも書き、群がり集まった雲のことをいう。
名月の夜には雲がかかってせっかくの月が見えず、満開の花には風が吹いて花を散らしたりする。
転じて、良いことにはとかく邪魔が入りやすく、思うようにはいかないということ。

【出典】

【例文】
・公私ともに絶好調な日々が続いていた時に、大病が発覚した。人生は月に叢雲花に風だ。
・ここまで順調にきたのだから、月に叢雲花に風とならないことを願う。
・月に叢雲花に風、泥酔した友人のせいで披露宴が台無しになった。

【注意】
相性が良くないの意で使うのは誤り。
誤用例 「彼らはいつどんな時でも言い争いをしている。月に叢雲花に風のようだ」

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