鶏口となるも牛後となるなかれ

解説

【読み方】
けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ

【意味】
鶏口となるも牛後となるなかれとは、大きな組織の下っ端にいるより、小さな組織でも長となって重んじられるほうがよいというたとえ。

【注釈・由来】
「鶏口」は、小さな団体の長のたとえ。
「牛後」は、大きな団体に従って使われる者のたとえ。

【出典】
『史記』蘇秦列伝

【例文】
・脱サラして居酒屋を始めることにした。鶏口となるも牛後となるなかれだ。
・自分の力を発揮するには鶏口となるも牛後となるなかれと思い、零細企業に転職して部長になった。
・私は設備の整ったところで働きたいので、鶏口となるも牛後となるなかれという考えにはならない。

【注意】
「鶏口」を「鶏頭」、「牛後」を「牛尾」とするのは誤り。
「牛後」を「午後」と書いたり、「ごご」と読み誤らない。

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