一難去ってまた一難の解説
【読み方】
いちなんさってまたいちなん
【意味】
一難去ってまた一難とは、一つの災難を逃れてほっとしている暇もなく、新たに別の災難が降りかかること。また、次々と災難に見舞われて困惑すること。
【注釈・由来】
一難の「難」は困難や災難の意味で、ほっとする間もなく続いて別の難が襲いかかることをいう。
【出典】
-
【例文】
・一難去ってまた一難だ。父の肺がんの手術が無事に終わったところで、今度は母に大腸がんが見つかった。
・一難去ってまた一難。この先も続けば完全にお手上げだ。
・一難去ってまた一難では、やる気が削がれるのも無理はない。
【注意】
「一難過ぎてまた一難」や「一難過ぎればまた一難」は誤り。
一難去ってまた一難の関連語
【類義語】
一難去ればまた一難/一難去れば一難来る/一つ逃れてまた一つ/前門の虎、後門の狼/虎口を逃れて竜穴に入る/追う手を防げば搦め手が回る/火を避けて水に陥る/禍去って禍また至る/踏んだり蹴ったり/弱り目に祟り目
【対義語】
-
【英語のことわざ】
・To take one foot out of the mire and put in the other.(片足をぬかるみから抜き出し、片足をぬかるみに踏み入れる)
・If the Bermudas let you pass, you must beware of Hatteras.(バミューダ諸島を無事通過したら、ハッテラス岬に気をつけねばならない)