読み方
いっちはんかい
一知半解の意味・解説
一知半解とは、少ししか知っておらず、十分には理解していないこと。なまかじり。
由来などの解説
一つの知識しかない上に、半分しか理解していないことから。
南宋の詩人であった厳羽が「語りにも透徹の悟りと一知半解の悟りがあるように、文学にも一流と二流がある」と説いたのに由来する。
仏教では、「半解」を「はんげ」と読む。
出典
『滄浪詩話』
例文
一知半解な経済論を熱弁されても……。
一知半解の類語・対義語
類義語
半知半解/半可通/十を聞いて一を知る/其の一を知りて其の二を知らず/一を知りて二を知らず/目から入って耳から抜ける
対義語
挙一明三/挙一反三/目から鼻へ抜ける/一を聞いて十を知る/一を以て万を知る/賢者には一言で十分/ここと言えば彼処と悟る