前門の虎後門の狼の解説
【読み方】
ぜんもんのとら、こうもんのおおかみ
【意味】
前門の虎後門の狼とは、一つの災難を逃れても、またもう一つの災難が襲ってくることのたとえ。
【注釈・由来】
前後から虎と狼に挟み撃ちされては、勇者であってもたち打ちできないということ。
趙弼『評史』 に「前門に虎を拒ぎ後門に狼を進む(表門で虎の侵入を防いでいるときに、裏門からは狼が侵入してくるの意味)」とある。
【出典】
趙弼『評史』
【例文】
コストは上がるし売り上げは下がるしで、うちの会社は前門の虎後門の狼という状態だ。
【注意】
「前門の狼後門の虎」は誤り。
前門の虎後門の狼の関連語
【類義語】
前門に虎を防ぎ後門に狼を進む/虎を防いで狼に逢う/前虎後狼/前狼後虎/舎虎逢狼/徐狼得虎/一難去ってまた一難/一つ逃れてまた一つ/虎口を逃れて竜穴に入る/追う手を防げば搦め手が回る/火を避けて水に陥る/禍去って禍また至る/踏んだり蹴ったり
【対義語】
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【英語のことわざ】
・A precipice in front, a wolf behind.(前に絶壁、後ろに狼)