曲学阿世

読み方

きょくがくあせい

曲学阿世の意味・解説

曲学阿世とは、学問の真理を曲げて、世間や権力者に気に入られるような説を唱え、こびへつらうこと。

由来などの解説

「曲学」とは、真理を曲げた学問。
「阿世」とは、世に阿る(おもねる)こと。
漢の時代、漢の武帝に召し出された轅固生が、儒学者の公孫子に言った言葉が由来とされる。
『史記・儒林列伝』に「公孫子、正学を務めて以て言え、曲学以て世に阿る無かれ(公孫子よ、正しい学問に励んで、はばかることなくありのままを言いなさい。学問を曲げて、世にへつらうべきではない)」とある。

出典

『史記』

例文

あの学者は名声が欲しいために事実を書き換えた。曲学阿世の徒のすることだ。

注意

学問の世界以外で使うのは誤り。
誤用例 「曲学阿世がまかり通る政治界」

曲学阿世の類語・対義語

類義語

阿世曲学/学を曲げ世に阿る

対義語

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キーワード

曲学阿世

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