猫に鰹節

読み方

ねこにかつおぶし

猫に鰹節の意味・解説

猫に鰹節とは、油断できない状況を招くこと。また、危険な状況にあることのたとえ。

由来などの解説

猫のそばに好物の鰹節をそばに置くと、すぐに食べられてしまうことから。
そばに鰹節があれば、猫が食べてしまうのは当然のことなので、批判の対象は「猫」ではなく、油断できない状況、危険な状況を作った、不用心な人に対して向けられている。
「鰹節」は「かつぶし」とも読む。

例文

テーブルの上にケーキを置いたまま子供に留守番をさせるなんて、猫に鰹節というものだよ。

注意

予想外の幸運の意味で用いるのは誤り。
誤用例 「こんなところで欲しかった物が見つかるなんて、猫に鰹節のようだ」

英語のことわざ

He sets the wolf to guard the sheep.(羊の番に狼)

猫に鰹節の類語・対義語

類義語

猫に鰹/猫に鰹の番/猫に鰹節を預ける/猫に乾鮭/猫に乾鰹/猫に生鰯/猫に魚の番/猫の鼻に魚/猫の鼻に鰹節/猫の額に鰹節/猫の額に生鰯/鰹節を猫に預ける/魚を猫に預ける/魚の番に猫/犬に肴の番/犬の前の炊し米/狐に小豆飯/金魚に孑孑/道楽息子に金の番/盗人に蔵の番/盗人に鍵を預ける/焼き鼠に狐/餓狼の庖厨を守る如し

対義語

他のことわざを調べる

逆引き分類

キーワード

鰹節

同じ音から始まる語

TOP