解説
【読み方】
ひとのふんどしですもうをとる
【意味】
人の褌で相撲を取るとは、他人のものを利用して、自分の利益をはかる。
【注釈・由来】
相撲を取るには褌がなくてはならないが、自分の褌がないならやめればよいのに、他人の褌を出させてそれを使い、うまいことする意味から。
自分は犠牲を払わず、他人のものを利用して、ちゃっかり自分の目的に役立てるずるさをあざけって言う。
「相撲」は「角力」とも書く。
【出典】
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【例文】
・人の褌で相撲を取ることばかり考えて、あんな会社はきっと長続きしないよ。
・人の褌で相撲を取ることはしたくないから、オリジナリティを追求している。
・インターネットの世界は、人の褌で相撲を取ろうとする人ばかりだ。
【注意】
「人から援助を受ける」という意味で使うのは誤り。
誤用例 「その分野に関しては知識も経験もないので、他部署から専門の人を派遣してもらい、人の褌で相撲を取ることになった」
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