骨折り損のくたびれ儲けの解説
【読み方】
ほねおりぞんのくたびれもうけ
【意味】
骨折り損のくたびれ儲けとは、苦労するばかりで利益はさっぱりあがらず、疲れだけが残ること。
【注釈・由来】
「骨を折る」は、苦労するという意味。
苦労するだけで結果が報われないことを「骨折り損」とし、「くたびれること」だけが儲けだと比喩している。
骨折り損のくたびれ儲けの語源として、こんにゃく屋を営んでいた権兵衛さんの話に由来するという俗説が流布されているが、そのような事実はない。
『江戸いろはかるた』の一つ。
【出典】
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【例文】
食材を買いに一時間もかけて隣町まで行ったのに、近所のスーパーと同じような食材しか置いておらず、骨折り損のくたびれ儲けに終わっただけだ。
【注意】
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骨折り損のくたびれ儲けの関連語
【類義語】
労多くして功少なし/労あって益少なし/労して功なし/犬の尾を食うて回る/犬骨折る/犬骨折って鷹の餌食になる/楽屋で声を嗄らす/しんどが得/しんどが利/灯心で竹の根を掘る/舟盗人を徒歩で追う
【対義語】
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【英語のことわざ】
・Great pains but all in vain.(大骨折った結果は、すべて無駄)