袖振り合うも多生の縁

解説

【読み方】
そでふりあうもたしょうのえん

【意味】
袖振り合うも多生の縁とは、知らない人とたまたま道で袖が触れ合うようなちょっとしたことも、前世からの深い因縁であるということ。

【注釈・由来】
「多生」とは、六道を輪廻して何度も生まれ変わるという意味で、「多生の縁」は、前世で結ばれた因縁のこと。
人との縁はすべて単なる偶然ではなく、深い因縁によって起こるものだから、どんな出会いも大切にしなければならないという仏教的な教えに由来する。
「袖振り合うも他生の縁」とも書く。

【出典】

【例文】
・袖振り合うも多生の縁と言いますから、ここでお会いしたのも何かのご縁かもしれませんね。
・袖振り合うも多生の縁だから、お互いに協力し合っていきましょう。
・袖振り合うも多生の縁というもので、前世で深い縁があったのかもしれませんね。

【注意】
「袖振り合うも多少の縁」と書くのは誤り。

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