読み方
そのてはくわなのやきはまぐり
その手は桑名の焼き蛤の意味・解説
その手は桑名の焼き蛤とは、うまいことを言ってもだまされない。その手は食わないことを言うしゃれ。
由来などの解説
「その手は桑名」は、「食わない」と三重県の「桑名」とを掛けた言葉。
焼き蛤は桑名の名物で、殻付きの蛤を枯れた松葉や松笠を燃やしながら焼いたもの。
これらを調子よく続けて言ったのが、「その手は桑名の焼き蛤」である。
江戸時代には、すでに使われていた洒落言葉。
『東海道中膝栗毛』の弥次郎兵衛・喜多八も、桑名で焼き蛤を肴に酒を飲んでいる。
例文
僕が誰よりも素晴らしく格好いい男性だって?そう褒めて何かプレゼントをしてもらおうったって、残念、その手は桑名の焼き蛤。
その手は桑名の焼き蛤の類語・対義語
類義語
その手は桑名の四日市/烏賊の手は食うてもその手は食わぬ/その手は食わない/その手は食べない
対義語
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