猿も木から落ちるの解説
【読み方】
さるもきからおちる
【意味】
猿も木から落ちるとは、その道に長じた者でも、時には失敗をすることがあるというたとえ。
【注釈・由来】
木登りに長けた猿であっても、時には木から落ちるということから、達人と呼ばれるような者であっても、失敗することがあるということ。
【出典】
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【例文】
・まさか彼ほどのピアニストが、あの曲で弾き間違えるなんて。猿も木から落ちるだね。
・彼は「猿も木から落ちるこというやつだな」と言っていたが、今まで一度も成功したことがない。
・猿も木から落ちるんだから、素人の君が失敗するのは当然だろう。
【注意】
「猿は木から落ちる」というのは誤り。
猿も木から落ちるの関連語
【類義語】
河童の川流れ/弘法にも筆の誤り/釈迦にも経の読み違い/文殊も知恵のこぼれ/上手の手から水が漏れる/巧者の手から水が漏る/天狗の飛び損ない/百足のあだ転び/鬼も蹴躓き蛇も川流れ/算者の締め違い/孔子の倒れ/竜馬の躓き/千里の馬も蹴躓く/千慮の一失/知者の一失/知者も千慮に一失あり/権者にも失念/念者の不念
【対義語】
愚者にも千慮に一得あり/愚者も一得/千慮の一得/豚もおだてりゃ木に登る
【英語のことわざ】
・A horse may stumble though he has four legs.(四本足の馬も時には転ぶ)
・The best cart may overthrow.(最上の馬車でも転覆することがある)
・Even homer sometimes nods.(偉大なホーマーも時には居眠りすることがある)