勝って兜の緒を締めよの解説
【読み方】
かってかぶとのおをしめよ
【意味】
勝って兜の緒を締めよとは、成功したからといって気を緩めたり、慢心することなく、さらに心を引き締めろという戒め。
【注釈・由来】
「兜の緒」とは、兜を頭に結びつけるための紐。
戦いに勝った後、ほっと一息ついて兜を脱いだ時に、敵が不意を突いて襲ってくるとも限らないから、勝ったとしても油断せず、さらに用心せよという意味から。
『江戸いろはかるた』の一つ。
【出典】
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【例文】
・勝って兜の緒を締めよだ。二回戦は初戦以上に気を抜かずに戦おう。
・調子よくいっているのは今だけと思い、勝って兜の緒を締めよ。
・長く市場のシェアを独占していると、勝って兜の緒を締めなくなるもので、次第に衰退していく。
【注意】
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勝って兜の緒を締めよの関連語
【類義語】
敵に勝ちて愈々戒む
【対義語】
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【英語のことわざ】
・Don’t halloo till you are out of the wood.(森から抜けきるまでは歓声を上げるな)