魚心あれば水心

魚心あれば水心の解説

【読み方】
うおごころあればみずごころ

【意味】
魚心あれば水心とは、好意を示せば、相手も自然と好意を持つ。また、相手の出方次第でこちらの対応が決まることのたとえ。

【注釈・由来】
水に棲む魚がその水に好意を持てば、水もその魚に好意を持つことから。
本来は「魚、心あれば、水、心あり(魚が水に親しむ心があれば、水もそれに応じる心がある)」であった。
この言葉が広まっていくうちに、「心」が濁って「うおごころ」「みずごころ」と言うようになり、「魚心」と「水心」はそれぞれが一語と解釈されるようになった。

【出典】

【例文】
・魚心あれば水心というもので、好きと言ってる相手を嫌うことはありません。
・魚心あれば水心で、今回の件に関してはこちらも譲歩する考えでいる。
・魚心あれば水心と言いますから、あなたが心を開いて接すれば、相手も心を開いてくれますよ。

【注意】

魚心あれば水心の関連語

【類義語】
水心あれば魚心/網心あれば魚心/欲と徳/読みと歌/痒い所を搔いてくれれば、私も搔いてあげよう/君心あれば民心あり/鬼にもなれば仏にもなる

【対義語】
落花情あれども流水意なし/落花心あれども流水情なし

【英語のことわざ】
・Claw me and I will claw you.(私を掻いてくれたら、私も君を掻いてあげよう)
・Love is the loadstone of love.(愛は愛の磁石である)
・Serve me, serve you.(君が僕に尽くしてくれれば、僕も君に尽くそう)

【索引語】
魚心ある水心

【分類】
人間関係 > 任せる・おもねる
人生・社会 > 処世

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