双璧

読み方

そうへき

双璧の意味・解説

双璧とは、どちらもすぐれていて、優劣のつけがたい二つのものや人。

由来などの解説

「璧」は環状で中央に円孔がある玉のこと。
「双璧」とは一対の宝玉のことで、相並んで美しいものや二人のすぐれた人物などのことをいう。
北魏の陸凱の二人の息子が、甲乙付け難く優秀で、一対の立派な宝玉を見たと、洛陽の長官が評したという『北史・陸凱伝』にある故事に由来する。

出典

『北史』

例文

あの兄弟は共にすぐれた芸術家で、油絵の画家として双璧をなす。

注意

「双壁」と書くのは誤り。

悪いことを評するのに使うのは誤り。
誤用例 「あの二人は歴史に残る凶悪犯で、犯罪者の双璧といえる」

双璧の類語・対義語

類義語

兄たり難く弟たり難し/伯仲の間/伯仲/いずれ菖蒲か杜若春蘭秋菊倶に廃すべからず肩を並べる

対義語

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キーワード

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