能ある鷹は爪を隠す

能ある鷹は爪を隠すの解説

【読み方】
のうあるたかはつめをかくす

【意味】
能ある鷹は爪を隠すとは、才能や実力のある者は、軽々しくそれを見せつけるようなことはしないというたとえ。

【注釈・由来】
有能な鷹は獲物に知られないように、普段は鋭い爪を隠しておくことから。

【出典】

【例文】
・普段おとなしい彼が、いざとなったらあんなに頼れるなんて。能ある鷹は爪を隠すものね。
・その程度の人間と思われるだけだから、あまり得意げにならない方がいいよ。能ある鷹は爪を隠すと言うだろ。
・私のことを過信しているようですが、能ある鷹は爪を隠すタイプではなく、本当に実力がないから目立たないようにしているんです。

【注意】
「脳ある鷹は爪を隠す」と書くのは誤り。

能ある鷹は爪を隠すの関連語

【類義語】
能鷹/上手の鷹が爪隠す/猟する鷹は爪隠す/よく鳥捕る鷹は爪を隠す/爪隠す/飛鳥の摯つやその首を俛す/鷙鳥は撃たざれどもその首を俛す/能ある猫は爪隠す/鼠捕る猫は爪を隠す/上手の猫が爪を隠す/猟ある猫は爪隠す/逸物の猫は爪を隠す/鳴かない猫は鼠捕る/食い付く犬は吠え付かぬ/深い川は静かに流れる大智は愚の如し/大知は知ならず/大賢は愚なるが如し/大賢は愚に近し/大巧は拙なるが若し/大巧は巧術なし/大才は愚の如し

【対義語】
鳴く猫は鼠を捕らぬ/吠える犬は噛みつかぬ/痩せ犬は吠える/能無し犬の高吠え/能無し犬は昼吠える/能無しの口叩き/浅瀬に仇波空き樽は音が高い/光るほど鳴らぬ

【英語のことわざ】
・Cats hide their claws.(猫は爪を隠す)
・Still waters run deep.(静かな川の水は深く流れる)

【索引語】
ある隠す

【分類】
学問・才能・能力 > 才能がある

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