いずれ菖蒲か杜若

読み方

いずれあやめかかきつばた

いずれ菖蒲か杜若の意味・解説

いずれ菖蒲か杜若とは、どちらもすぐれていて、選択に迷うことのたとえ。

由来などの解説

菖蒲も杜若もよく似た美しい花で、区別するのが困難なことから。
『太平記・二一』に「五月雨に沢辺の真薦水越えていづれ菖蒲と引きぞ煩ふ(五月雨が降り続いて沢辺の水かさが増したため、真薦も水中に隠れてどれが菖蒲かわからず、引き抜くのをためらっている)」とある。
源頼政が怪しい鳥を退治した褒美として、菖蒲前という美女を賜るときに十二人の美女の中から選び出すように言われて詠んだ歌。

出典

『太平記』

例文

いずれ菖蒲か杜若で、美女揃いの職場ですね。

いずれ菖蒲か杜若の類語・対義語

類義語

いずれ菖蒲/菖蒲と杜若/春蘭秋菊倶に廃すべからず兄たり難く弟たり難し双璧/伯仲の間/伯仲

対義語

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キーワード

いずれ菖蒲杜若

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