弘法にも筆の誤り

解説

【読み方】
こうぼうにもふでのあやまり

【意味】
弘法にも筆の誤りとは、どんな名人・達人にも、時には失敗することがあるというたとえ。

【注釈・由来】
弘法大師のような筆の達人でも、時には書き損なうことがあるということ。
弘法大師は、真言宗の開祖である空海のことで、書の達人として知られていた。

【出典】

【例文】
彼のような優れた野球選手があんなフライ球を取り損ねるなんて、弘法にも筆の誤りはあるものだな。

【注意】
名人でない人や、自分のミスを弁護するために使うのは不適切。
誤用例 「あれくらいの凡ミスなら誰にでもある。弘法にも筆の誤りというから、気にせず今後の試合も全力でいこう」「弘法にも筆の誤りというが、まさか私が計算ミスをするなんて自分でもびっくりだ」

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