弱り目に祟り目の解説
【読み方】
よわりめにたたりめ
【意味】
弱り目に祟り目とは、困っているときに、さらに災難が重なること。不運が重なることのたとえ。
【注釈・由来】
目が弱っているところ、さらにその目が祟られる意味からではなく、弱っているときに祟りまで加わるの意味から。
「弱り目」や「祟り目」の「目」は、「落ち目」や「控え目」と同じく、動詞の連用形に付きその状態にあることを表す接尾語。
【出典】
-
【例文】
・会社をクビになった日に財布を落とし、帰宅したら家が全焼していた。これが弱り目に祟り目ということか。
・精神的に疲れている時ほど、弱り目に祟り目で病気にかかるものだ。
・人気に陰りが見え始めたところに不倫疑惑が報じられ、弱り目に祟り目の状態になってしまった。
【注意】
-
弱り目に祟り目の関連語
【類義語】
祟り目に弱り目/落ち目に祟り目/病む目につき目/弱目の霊怪/鬼は弱り目に乗る/病み足に腫れ足/瘤の上の腫れ物/泣きっ面に蜂/重き馬荷に上荷打つ/頼む木の下に雨漏る/踏んだり蹴ったり/痛い上の針/傷口に塩を塗る/痛む上に塩を塗る/こけた上を踏まれる/転べば糞の上/転んだ上を突き飛ばす/損して恥かく/不幸は単独では来ない/痩子に蓮根/弱身につけこむ風の神/一難去ってまた一難
【対義語】
-
【英語のことわざ】
・Misfortunes seldom come singly.(災いはひとりでは来ない)
・It is a good ill that comes alone.(単独で来る不幸は、良い不幸である)