読み方
なきっつらにはち
泣きっ面に蜂の意味・解説
泣きっ面に蜂とは、不運・不幸が重なることのたとえ。
由来などの解説
泣いてむくんでいる顔をさらに蜂が刺すということから、不運や不幸なことの上に、さらに不幸が重なることをいう。
明治前期までは「泣きっ面を蜂が刺す」や「泣く面を蜂が刺す」の形で用いられた。
古くから「泣き面」と「泣きっ面」の両形が見られるが、今日では強調のため促音化した「泣きっ面に蜂」が多く用いられる。
『江戸いろはかるた』の一つ。
例文
右腕をくじいているところに、さらに転んで左足を捻挫した。泣きっ面に蜂とはこのことだ。
英語のことわざ
Misfortunes seldom come singly.(災いはひとりでは来ない)
泣きっ面に蜂の類語・対義語
類義語
泣きっ面を蜂が刺す/踏んだり蹴ったり/痛い上の針/傷口に塩を塗る/痛む上に塩を塗る/弱り目に祟り目/落ち目に祟り目/病む目につき目/鬼は弱り目に乗る/こけた上を踏まれる/瘤の上の腫れ物/転べば糞の上/転んだ上を突き飛ばす/損して恥かく/頼む木の下に雨漏る/不幸は単独では来ない/痩子に蓮根/病み足に腫れ足/弱身につけこむ風の神
対義語
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