琴線に触れる

解説

【読み方】
きんせんにふれる

【意味】
琴線に触れるとは、何かに心を揺り動かされたり、深い感動を引き起こす。

【注釈・由来】
「琴線」は、物事に感動や共鳴しやすい感情を、触れれば鳴る琴の糸(弦)にたとえたもの。
素晴らしいもの、良い物事を見聞きして、感銘や共感を覚える時に用いる。

【出典】

【例文】
・彼女の歌声は、会場の人々の琴線に触れるほど美しかった。
・琴線に触れる感動的な映画に出会えた。
・彼の言葉が琴線に触れ、私は思わず涙した。

【注意】
「ことせんに触れる」というのは誤り。

逆鱗に触れる」と混同し、「怒りを買う」の意味で使うのは誤り。
誤用例 「重要な書類を紛失し、上司の怒りの琴線に触れてしまった」

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