天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず

天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずの解説

【読み方】
てんはひとのうえにひとをつくらず、ひとのしたにひとをつくらず

【意味】
天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずとは、人間はすべて平等であって、身分の上下、貴賎で差別されるべきではないということ。

【注釈・由来】
福沢諭吉の『学問のすすめ』の冒頭にある言葉。
この先には続きがあり、現実は平等になっておらず、差別があると言っているため、本来の意味で使われていないとされることもある。
しかし、「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」のみであれば、生来、人間はすべて平等であり、貧富や社会的身分などによって差別するような偏見を否定していう使い方が正しい。

【出典】
『学問のすすめ』

【例文】
・天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずだ。このような差別はあってはならない。
・現実社会を見ると、天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずという言葉が、理想論で終わっているような気がしてならない。
・天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずというが、貧富の差があれば差別は必ず生まれる。その差をなくすためには、皆が勉学に励むことが大切だ。

【注意】

天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずの関連語

【類義語】
彼も人なり、我も人なり/一視同仁

【対義語】

【英語のことわざ】

【索引語】
造る

【分類】
人生・社会 > 政治・支配・権力

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