沈黙は金雄弁は銀の解説
【読み方】
ちんもくはきん、ゆうべんはぎん
【意味】
沈黙は金雄弁は銀とは、何も語らず黙っていることは、すぐれた雄弁よりも大切であるということ。
【注釈・由来】
イギリスの思想家・歴史家のトーマス・カーライルの『衣装哲学』にあることばで、「Speech is silver, silence is golden.」の訳。
「沈黙」を銀よりも高価な金にたとえて言ったもので、よどみなく話せることも大事だが、黙るべきときを知ることは、もっと大事だということ。
【出典】
『衣装哲学』
【例文】
・沈黙は金雄弁は銀と言うから、ここは発言を控えておくのが賢明だろう。
・沈黙は金雄弁は銀で、黙っていた方が威厳があって好印象なのにもったいない。
・沈黙は金雄弁は銀というもので、ペラペラと流暢に話せる人よりも、黙っている人のほうが賢く見える。
【注意】
「沈黙は銀、雄弁は金」というのは誤り。
また、このことばが言われた当時、銀は金よりも価値があったため、雄弁は沈黙にまさるという解釈もあるが正しくない。
沈黙は金雄弁は銀の関連語
【類義語】
沈黙は金/雄弁は銀、沈黙は金/言わぬが花/言わぬは言うにまさる/言葉多きは品少なし/口は災いの元/口は禍の門/舌は禍の根
【対義語】
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【英語のことわざ】
・Speech is silver, silence is golden.(雄弁は銀、沈黙は金)