上手は下手の手本、下手は上手の手本

上手は下手の手本下手は上手の手本の解説

【読み方】
じょうずはへたのてほん、へたはじょうずのてほん

【意味】
上手は下手の手本下手は上手の手本とは、上手な者のやり方が下手な者の手本となるのは勿論のことだが、上手な者にとっても、下手な者のすることは反省や参考になることが多いということ。

【注釈・由来】
世阿弥が記した能の理論書『風姿花伝』に「上手はへたの手本、へたは上手のてほんなりとくふうすべし。へたのよき所をとりて、上手のものかずにいるる事、無上至極の理也」とあるのに由来する。

【出典】
『風姿花伝』

【例文】
・上手は下手の手本、下手は上手の手本というように、どんな人からでも学ぶことはあるのだ。
・上手は下手の手本、下手は上手の手本で、他人の失敗や不手際を参考にして、自身の上達に役立てよう。
・上手は下手の手本、下手は上手の手本というもので、他人の良いところは取り入れ、悪いところは反省材料にすべきである。

【注意】

上手は下手の手本下手は上手の手本の関連語

【類義語】
人の振り見て我が振り直せ人こそ人の鏡/人を鑑とせよ/人を以て鑑と為す殷鑑遠からず他山の石他山の石以て玉を攻むべし

【対義語】

【英語のことわざ】
・The fault of another is a good teacher.(他人の失敗はよい教師である)

【索引語】
上手下手手本

【分類】
人間関係 > 戒める・励ます
学問・才能・能力 > 学問・技芸,欠点

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