読み方
すきこそもののじょうずなれ
好きこそ物の上手なれの意味・解説
好きこそ物の上手なれとは、どんなことであっても、人は好きなものに対しては熱心に努力するので、上達が早いということ。
由来などの解説
「上手なれ」の「なれ」は「なり」の未然形で、「こそ」に応じた係り結び。
誰でも好きでやっていることは一生懸命になるし、それに関して勉強したり工夫したりするので、自然に上達するものである。
芸事は、無理して嫌だと思いながらやっても、成長はないということ。
例文
好きこそ物の上手なれとは言うが、彼はわずか半年であれほどまでに極めたのだから、たいしたものだね。
注意
「好きこそ物の上手になれ」というのは誤り。
英語のことわざ
Who likes not his business, his business likes not him.(自分の仕事を好きじゃない者は、仕事からも愛されない)
好きこそ物の上手なれの類語・対義語
類義語
好きこそ上手/好きこそ物の上手/好きは物の上手となる/好きこそ道の上手とはなれ/好きは上手の元/道は好む所によって安し/智は性の嗜む所に出ず