読み方
うしにひかれてぜんこうじまいり
牛に引かれて善光寺参りの意味・解説
牛に引かれて善光寺参りとは、他人に連れられて、普段行かない場所へ出掛けること。また、他人の誘いや思いがけない偶然で、よい方面に導かれることのたとえ。
由来などの解説
昔、長野の善光寺近くに住んでいた不信人で欲深い老婆が、さらしていた布を隣の家の牛が角に引っかけて走り出したのを見た。
その牛を追いかけるうちに善光寺へ辿り着き、それがきっかけで度々善光寺に参詣するようになって、信仰の道に入ったという言い伝えから。
「牛に引かれて善光寺詣り」とも書く。
例文
牛に引かれて善光寺参りで、たまたま誘われた美術展で絵画にはまり、油絵を描くのが趣味になった。
注意
好ましくない方へ向かうことに使うのは誤り。
誤用例 「牛に引かれて善光寺参りで、友達の誘いで自己啓発セミナーに参加して以来、彼は高額な壺や印鑑を買うようになった」
英語のことわざ
Goslings lead the geese to water.(雛がガチョウを水辺に連れて行く)
牛に引かれて善光寺参りの類語・対義語
類義語
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対義語
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逆引き分類
- 人間関係 > 友人・仲間・付き合い
- 状態・程度 > 変化する