馬の耳に念仏の解説
【読み方】
うまのみみにねんぶつ
【意味】
馬の耳に念仏とは、人の意見や忠告に耳を貸そうとせず、少しも効果がないことのたとえ。
【注釈・由来】
馬に念仏を聞かせても、そのありがたみがわからないことから。
【出典】
-
【例文】
・いくら君が親身になって忠告しても、彼には馬の耳に念仏だよ。
・何を言っても馬の耳に念仏とわかっていたが、先生は生徒たちを諭し続けた。
・同僚は上司からのアドバイスを馬の耳に念仏と聞き流したため、商談で大きなミスをした。
【注意】
理解力がない意味で使うのは誤り。
誤用例 「セミナーに参加したけど難しすぎて、私には馬の耳に念仏だったようだ」
馬の耳に念仏の関連語
【類義語】
馬に念仏/牛に念仏馬に経文/馬に経文/馬耳東風/馬の耳に風/馬の耳/馬の耳を渋団扇であおぐよう/竹馬の耳に北風/犬に論語/犬に伽羅聞かす/犬に念仏猫に経/猫に経/猫の耳に小歌/豚に念仏猫に経/豚に念仏/牛に経文/牛に説法馬に銭/牛に対して琴を弾ず/兎に祭文/蛙の面に水
【対義語】
-
【英語のことわざ】
・A nod is as good as a wink to a blind horse.(目の見えない馬にうなずいても目配せしても同じことだ)
・To talk to the wind.(風に向かってしゃべる)