読み方
まかぬたねははえぬ
蒔かぬ種は生えぬの意味・解説
蒔かぬ種は生えぬとは、原因がないのに結果が生じることはないというたとえ。また、努力もせずに良い結果を期待することなど無駄だという教え。
由来などの解説
種を蒔かなければ花も実もなるはずなどなく、収穫があるはずもない。
原因がなければ結果は生じない。また働かなければ利益も得られるはずがないということ。
『上方いろはかるた』の一つ。
例文
何もせず棚から牡丹餅を待っていても、そんなに都合よく人生が進むわけはないだろう。何かを得たいなら何かを始めなさい。蒔かぬ種は生えぬと言うではないか。
英語のことわざ
Harvest follows seedtime.(収穫は種蒔きの後に来る)
Pluck not where you never planted.(植えなかった場所で摘むな)
Noting comes of nothing.(何もないところからは、何も出てこない)
You cannot make an omelet without breaking eggs.(卵を割らずにオムレツは作れない)
蒔かぬ種は生えぬの類語・対義語
類義語
春植えざれば秋実らず/打たぬ鐘は鳴らぬ/打たねば鳴らぬ/物が無ければ影ささず/火のない所に煙は立たぬ