酒は憂いの玉箒の解説
【読み方】
さけはうれいのたまははき
【意味】
酒は憂いの玉箒とは、酒は悩み事や心配事を忘れ去ることができる素晴らしいものだと賞賛したことば。
【注釈・由来】
「玉箒」の「玉」は、美称の接頭語。「箒」はほうきのこと。
酒は心配事や悩みなどを掃い去ってくれる美しいほうきのようなものだという意味から。
蘇軾の詩『洞庭春色』にある「応に呼ぶべし詩を釣る鉤(釣り針)と、亦号す憂いを掃う箒と」に由来する。
「酒は愁いの玉箒」と書いたり、「酒は憂いのたまぼうき」といったりもする。
【出典】
蘇軾『洞庭春色』
【例文】
酒は憂いの玉箒というもので、毎日飲まなければやっていられない。
【注意】
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酒は憂いの玉箒の関連語
【類義語】
酒は憂いを払う玉箒/酒は天の美禄/酒は百薬の長/忘憂の物/酒に十の徳あり
【英語のことわざ】
・Wine is panacea of all ill.(酒は万能薬である)