読み方
おおきいやかんはわきがおそい
大きい薬缶は沸きが遅いの意味・解説
大きい薬缶は沸きが遅いとは、大人物は大成するのに長い年月を費やすものである。
由来などの解説
大きい薬缶に入った水を沸騰させるには時間がかかるが、その分大量のお湯を沸かせられることから。
人間としての器を薬缶にみたてたことわざ。
例文
大きい薬缶は沸きが遅いというもので、彼は50歳を過ぎてから開花した。
英語のことわざ
Better late ripe and bear than early blossom and blast.(早く花が咲いて枯れるよりも、遅く熟して実を結ぶほうがよい)
Who goes slowly goes far.(ゆっくり歩む者が遠くまで行く)
大きい薬缶は沸きが遅いの類語・対義語
類義語
大器晩成/大器は晩く成る/秀才は晩成にしかず/最も美なる果実はその熟すること最も遅し/ゆっくり行く者は遠くまで行く/ローマは一日にして成らず
対義語
小鍋は直に熱くなる/小さな湯沸しは直ぐ熱くなる/蛇は寸にして人を呑む/栴檀は双葉より芳し/十で神童十五で才子二十過ぎれば只の人