急いては事を仕損じるの解説
【読み方】
せいてはことをしそんじる
【意味】
急いては事を仕損じるとは、何事も焦ってやると失敗しがちだから、急ぐときほど落ち着いて行動せよという戒め。
【注釈・由来】
物事は焦ってすればするほど、冷静沈着に出来なくなるものだから、急いでいる時ほど落ち着き、じっくり考えて対処せよということ。
『江戸いろはかるた』の一つ。
【出典】
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【例文】
・急いては事を仕損じるというから、ここはゆっくりでも着実に進めていこう。
・急いては事を仕損じることのないよう、一旦気持ちを落ち着かせてから取り掛かろう。
・急いては事を仕損じるものだ。繰り返しシミュレーションをして確実な方法を見つけよう。
【注意】
「いそいでは事を仕損じる」というのは誤り。
急いては事を仕損じるの関連語
【類義語】
急いては事を仕損ずる/急いては事を過つ/急いては粗相もあるもの/走れば躓く/慌てる乞食は貰いが少ない/早まる烏は団子一つ/急がば回れ/急がば高火/急ぎの文は静かに書け/短気は損気/近道は遠道/遠道は近道/回るは近道/回るは早道/待てば海路の日和あり/待てば甘露の日和あり/急いで天下取った者なし
【対義語】
先んずれば人を制す/急かねば事が間に合わぬ/善は急げ
【英語のことわざ】
・Haste makes waste.(慌てる無駄ができる)
・The more haste the less speed.(急げば急ぐほど速度は落ちる)