触らぬ神に祟りなし

解説

【読み方】
さわらぬかみにたたりなし

【意味】
触らぬ神に祟りなしとは、物事にかかわり合いさえしなければ、余計な災いを受けることもない。余計な口出しや手出しはしないほうがよいというたとえ。

【注釈・由来】
主に、事なかれ主義や、逃げの処世をいう。
「触る」は、かかわり合いを持つという意味。
尾張いろはかるた』の一つ。

【出典】

【例文】
・今日の社長は機嫌が悪い。触らぬ神に祟りなしと言うからな。今日は顔を合わせないように外回りの仕事をしよう。
・触らぬ神に祟りなしというもので、喧嘩の仲裁に入れば自分が標的になるだけだ。
・触らぬ神に祟りなし、長い物は巻かれろと考える人ばかりでは、企業の成長はあり得ない。

【注意】
「障らぬ神に祟りなし」と書いたり、「当たらぬ神に祟りなし」というのは誤り。

1

2
TOP
テキストのコピーはできません。