渡る世間に鬼はなし

渡る世間に鬼はなしの解説

【読み方】
わたるせけんにおにはなし

【意味】
渡る世間に鬼はなしとは、世の中には無慈悲な人ばかりではなく、親切な人も必ずいるということ。

【注釈・由来】
「渡る世間」には、一生懸命に生きていればというニュアンスが含まれる。
世の中には鬼のように無情な人ばかりでなく、慈悲深く人情に厚い人もいるということのたとえ。
このことわざをもじったテレビドラマのタイトルが『渡る世間は鬼ばかり』だが、非常に人気を博したドラマだったことから、「鬼ばかり」が先にありが先にあり、「鬼はなし」は派生したものと思われることも多い。

【出典】

【例文】
・人間不信になりかけていた時に、情深い人の優しさに触れ、渡る世間に鬼はなしだと思ったよ。
・渡る世間に鬼はなしというもので、地方に移住しても近所に親切な人がいて助かった。
・普段は渡る世間は鬼ばかりと思うことのほうが多いが、本当に困っている時には渡る世間に鬼はなしで、必ず助けてくれる人がいるものだ。

【注意】

渡る世間に鬼はなしの関連語

【類義語】
渡る世界に鬼はない/浮き世に鬼はない/行く先に鬼はない/知らぬ他国にも鬼はない/地獄にも鬼ばかりはいない/世間に鬼はなし/世界に鬼はない/人に鬼はない/世に人鬼はない/捨てる神あれば拾う神あり/仏のある地獄/仏千人神千人

【対義語】
人を見たら泥棒と思え

【英語のことわざ】
・There is kindness to be found everywhere.(親切な人はどこにでもいる)

【索引語】
渡る世間無い

【分類】
人間関係 > 世話・手助け

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