紅一点

読み方

こういってん

紅一点の意味・解説

紅一点とは、同じような多くの物の中で、一つだけ異彩をはなつもの。また、多くの男性の中に、一人だけ女性が入っていることのたとえ。

由来などの解説

「万緑叢中紅一点」の略。
多くの緑の葉の中に、ただ一輪、紅色の花が艶やかに咲いている意味から。
王安石の詩『石榴を詠ず』に「万緑叢中紅一点、人を動かすに春色多きを須いず(人の心を動かす春の景色に多くのものは要らない。赤い一輪の花だけで充分だ)」とある。

出典

王安石・詩『詠柘榴』

例文

学生時代からの仲良しグループに紅一点、彼女が混ざっていた。

注意

「赤一点」とするのは誤り。

紅一点の類語・対義語

類義語

一点紅/万緑叢中紅一点/万緑叢中一点の紅/鶏群の一鶴掃き溜めに鶴泥中の蓮

対義語

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キーワード

一点

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