蛍雪

読み方

けいせつ

蛍雪の意味・解説

蛍雪とは、苦労して学問に励むこと。

由来などの解説

晋の車胤は、家が貧しく灯油が買えなかったので蛍をたくさん集め、その光で勉強をした。
また、孫康も家が貧しく灯油が買えず、窓辺に雪を集めて、その明かりで書物を読んだ。
こうした努力の結果、後にこの二人とも出世したという故事に由来する。
卒業式の祝辞の常套句であり、「蛍の光、窓の雪……」という歌詞もこの故事からきている。
多くは「蛍雪の功」の形で使う。

出典

『晋書』

例文

蛍雪の功を積み、ついに彼は科学者になった。

英語のことわざ

It smells of the candle.(それはろうそくの匂いがする)
※ 家が貧しく、子供はろうそくの明かりで勉強をする。それを度重ねるうちに、その子供の持ち物にもろうそくの匂いがしみつくまでになった。苦労して出世した人の業績をたたえることばとして使われることわざ。

蛍雪の類語・対義語

類義語

蛍雪の功/蛍雪の功を積む/蛍雪の学び/蛍雪の勤め/蛍の光窓の雪/窓の雪/蛍窓雪案/雪案蛍窓/雪を積み蛍を集める/蛍を集める/車蛍孫雪/車胤聚蛍/孫康映雪/苦学力行/懸頭刺股/刺股懸頭/断薺画粥/鑿壁偸光/鑿壁読書/匡衡鑿壁/刻苦勉励/刻苦精励/昼耕夜誦/穿壁引光/攻苦食啖

対義語

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