一刻千金の解説
【読み方】
いっこくせんきん
【意味】
一刻千金とは、わずかな時間が大切であることのたとえ。貴重な時間や楽しい時間が過ぎ去りやすいことを惜しむことば。
【注釈・由来】
「一刻」とは、わずかな時間のこと。
「千金」とは、千両、大金のこと。転じて、非常に価値があること。
蘇軾の詩『春夜』にある「春宵一刻直千金」に由来する。
【出典】
蘇軾・詩『春夜』
【例文】
・一刻千金にも値する素晴らしいライブだった。
・久しぶりに旧友と再開し一刻千金の時を満喫した。
・息子家族が遊びに来て一刻千金の思いがした。
【注意】
「一攫千金」と混同し、一度に巨額の利益を得る意味で使うのは誤り。
誤用例「一刻千金を狙って一か八かの賭けに出た」
一刻千金の関連語
【類義語】
一寸の光陰軽んずべからず/光陰矢の如し/時は金なり/春宵一刻値千金
【対義語】
-
【英語のことわざ】
・Time is money.(時は金なり)