鳶に油揚げをさらわれる

鳶に油揚げをさらわれるの解説

【読み方】
とびにあぶらあげをさらわれる

【意味】
鳶に油揚げをさらわれるとは、自分の大事なものや手に入れられると当て込んでいたものを、不意に横からさらわれることのたとえ。また、奪われて呆然としている様子のこと。

【注釈・由来】
鳶は普段は悠々と空を飛んでいるが、ひとたび獲物を見つけると非常に素早く空から舞い降りて獲物をさらっていくことから。
さらわれるものがなぜ油揚げなのかについては、鳶の好物が油揚げというわけではなく、人間が神社に供えるものとして油揚げがあり、それを奪って食べたことからといわれる。
「鳶」は「とんび」、「油揚げ」は「あぶらげ」ともいう。

【出典】

【例文】
友人と同じ女性を好きになり、どちらが彼女に告白をするかで争っていたが、その間に彼女は恋人ができていた。二人とも鳶に油揚げをさらわれた気分だよ。

【注意】

鳶に油揚げをさらわれるの関連語

【類義語】
鳶に掛けられる/月夜に釜を抜かれる

【対義語】

【英語のことわざ】
・While the dogs growl, the wolf devours the sheep.(犬たちが争っている間に狼が羊を食う)

【索引語】
油揚げさらう

【分類】
生活・暮らし > 金銭・損得
感情・心理 > 意識を失う

TOP
テキストのコピーはできません。