豆腐に鎹の解説
【読み方】
とうふにかすがい
【意味】
豆腐に鎹とは、少しも手応えや効き目がないことのたとえ。
【注釈・由来】
「鎹」とは、材木と材木をつなぎとめる「コ」の字型の釘のこと。
やわらかい豆腐に鎹を打ち込んでも何の手応えもないことから、いくら意見などしても一向に効き目がないことをいう。
『上方いろはかるた』の一つ。
【出典】
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【例文】
どんなに君が彼のためを思って働きかけたところで豆腐に鎹だよ。
【注意】
「糠に釘」と混同して「糠に鎹」としたり、「暖簾に腕押し」と混同して「豆腐に腕押し」とするのは誤り。
豆腐に鎹の関連語
【類義語】
豆腐に金槌/糠に釘/沼に杭/まな板に針/水に大太刀/生木に釘/生木に鉈/生壁の釘ごたえ/綿を釘付けにするよう/暖簾に腕押し/石に灸/沢庵のおもしに茶袋/鹿の角を蜂が刺す/牛の角を蜂が刺す/蛙の面に水
【対義語】
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【英語のことわざ】
・It is like beating the air.(空気を叩くようだ)
・Bolt the door with a boiled carrot.(ゆでた人参で戸締りする)
・All is lost that is given to a fool.(愚か者に与えられるものは全て無駄になる)