沈香も焚かず屁もひらずの解説
【読み方】
じんこうもたかずへもひらず
【意味】
沈香も焚かず屁もひらずとは、特に悪いこともしなければ、良いことをするわけでもなく、無害だがきわめて平凡なことのたとえ。
【注釈・由来】
「沈香」とは、熱帯地方に産する良い匂いのする香木のこと。
沈香のような良い香りもないが、おならのような悪臭を放つこともないことから。
【出典】
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【例文】
彼は沈香も焚かず屁もひらずといった性格で、人としての面白みがない。
【注意】
「ちんこうも焚かず屁もひらず」と読んだり、「沈香も炊かず屁もひらず」と書くのは誤り。
沈香も焚かず屁もひらずの関連語
【類義語】
伽羅も焚かず屁もこかず/線香も焚かず屁もひらず/毒にも薬にもならない
【対義語】
悪に強ければ善にも強し/名馬に癖あり/癖ある馬に能あり
【英語のことわざ】
・One who never made a mistake, never made anything.(過ちを犯さなかった者は結局何もしなかった者)
・He who makes no mistakes makes nothing.(失敗をしない者は何もしないものだ)