蛇の道は蛇

蛇の道は蛇の解説

【読み方】
じゃのみちはへび

【意味】
蛇の道は蛇とは、同類の者のすることは、同じ仲間なら容易に推測ができるということのたとえ。また、その道の専門家は、その道をよく知っているということのたとえ。

【注釈・由来】
「蛇(じゃ)」は大きなヘビ、「蛇(へび)」はそれよりも小さなヘビのこと。
由来には、大蛇の通る道は小蛇がよく知っているからという説と、蛇の通る道は他の蛇もよく分かるからという説がある。

【出典】

【例文】
・蛇の道は蛇と言うから、息子の居場所は友達に聞いたほうが早そうだ。
・蛇の道は蛇だ。ここは専門家に頼んで調査してもらおう。
・やっぱりプロに任せて正解だった。餅は餅屋、蛇の道は蛇だ。

【注意】
「へびの道は蛇」というのは誤り。

蛇の道は蛇の関連語

【類義語】
蛇の道は蛇が知る/蛇の道は朽縄が知る/蛇にあらざれば蛇を知らず/悪魔は悪魔を知る/餅は餅屋/酒は酒屋に茶は茶屋に/馬は馬方/刀は刀屋/海の事は舟子に問え山の事は樵夫に問え/海の事は漁師に問え/芸は道によって賢し/商売は道によって賢し/田作る道は農に問え/船は船頭に任せよ/仏の沙汰は僧が知る/病は医者歌は公家/山の事は樵に聞け/弓矢の道は武士が知る/弱くても相撲取り

【対義語】
左官の垣根

【英語のことわざ】
・The wolf knows what the ill beast thinks.(狼は悪い獣の考えをよく知っている)
・Set a thief to catch a thief.(泥棒に泥棒を捕まえさせよ)

【索引語】

【分類】
人間関係 > 友人・仲間・付き合い,団結・通じ合う
学問・才能・能力 > 名人・専門家

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