月満つれば則ち虧く

読み方

つきみつればすなわちかく

月満つれば則ち虧くの意味・解説

月満つれば則ち虧くとは、物事が盛りに達した後は、必ず衰え始めることのたとえ。また、栄華をきわめたことにおごることへのいましめ。

由来などの解説

「虧く」は「欠く」に同じ。
月は満月になった後は、徐々に欠けて細くなっていくことから。
『史記・蔡沢伝』に「語に曰く、日中すれば則ち移り、月満つれば則ち虧く、と。物盛んなれば則ち衰うるは、天地の常数なり。進退盈縮、時と変化す。聖人の常道なり(こう言われています、太陽はてっぺんまで昇ると落ちていき、月は満ちると欠け始めると。物事も盛んになればやがて衰えていくのが天地不変の定めです)」とある。

出典

『史記』

例文

月満つれば則ち虧くで、あんなに利益を上げていた会社も、今では火の車らしい。

英語のことわざ

Every tide has its ebb. (満潮あれば干潮あり)

月満つれば則ち虧くの類語・対義語

類義語

月満つれば虧く/日中すれば昃き、月盈つれば食く/満つれば虧く/日中すれば傾き、月満つれば欠く/十分はこぼるる、月満つれば欠く/十分はこぼるる/満は損を招く/栄枯盛衰驕る平家は久しからず盛者必衰/生者必滅/大吉は凶に還る/物盛んなれば則ち衰う/羅紈有る者は必ず麻蒯有り

対義語

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キーワード

満ちる則ち虧く

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