鬼も十八番茶も出花

解説

【読み方】
おにもじゅうはちばんちゃもでばな

【意味】
鬼も十八番茶も出花とは、器量の悪い女性でも、年頃の娘盛りになれば、みな美しく見えるものであるというたとえ。

【注釈・由来】
「出花」とは、番茶や煎茶に湯をそそいだばかりのもの。
醜い鬼の娘であっても、十八という年頃になれば、色気が出て魅力的に見えるものだし、粗末な番茶であっても、一番茶は香りがよく美味しいということから。
昔は男女両方に言ったが、現代では女性のみに使われる。

【出典】

【例文】
鬼も十八番茶も出花で、うちの娘も年頃になり、なかなかのものだと親馬鹿ながら思います。

【注意】
醜い鬼や粗末な番茶にたとえたことわざなので、他人の娘に対して使うのは失礼である。
誤用例 「鬼も十八番茶も出花といいますが、娘さんもすっかりお綺麗になりましたね」

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