柳に風

読み方

やなぎにかぜ

柳に風の意味・解説

柳に風とは、柳が風になびくように、逆らわないこと。また、逆らわずにうまくあしらうこと。

由来などの解説

枝垂れ柳の細長い葉が、風の吹くままにそよぐさまから。

例文

そんなときは言いたい気持ちを抑えて、柳に風と受け流すのが一番の得策だよ。

注意

馬耳東風」と混同し、人の意見を心に留めず聞き流すことの意味で使うのは誤り。
誤用例 「あの政治家は力も人徳もあるのに、女性スキャンダルで身を滅ぼしかねないね。周りが何を言っても柳に風だよ」

暖簾に腕押し」と混同し、少しの手応えもない意味で使うのは誤り。
誤用例 「何度も彼にアピールしてみたが、柳に風でまったく興味がなさそうだ」

英語のことわざ

No reply is best.(返事をしないのに越したことはない)

柳に風の類語・対義語

類義語

風に柳/楊柳の風に吹かるるが如し/柳に風と受け流す/柳で暮らせ/柳で受ける

対義語

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