老婆心の解説
【読み方】
ろうばしん
【意味】
老婆心とは、必要以上に心配したり、世話を焼いたりすること。おせっかい。他人に忠告などをするときに、へりくだって言うことば。
【注釈・由来】
長い人生経験のある年老いた女性が、必要以上に心配することから。
【出典】
『景徳伝灯録』
【例文】
・老婆心ながら言わせてもらうけど、もっと積極的に行動したほうがいいよ。
・老婆心から言わせてもらえば、その企画を決行するなら、慎重に進めるべきだと思うよ。
・老婆心で忠告されるのは鬱陶しい。
【注意】
へりくだった言い方ではあるが、経験豊富な目上の人に使うのは失礼にあたるので注意が必要。
誤用例 「老婆心ながら意見させていただきますが、社長のお考えには社員から不満が出るかもしれません」
老婆心の関連語
【類義語】
老婆心切/婆心/年寄りの取り越し苦労
【対義語】
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【英語のことわざ】
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【分類】
・人間関係 > 世話・手助け
・人生・社会 > 経験・苦労
・感情・心理 > 思いやる
・言葉 > 異を唱える