株を守りて兎を待つ

株を守りて兎を待つの解説

【読み方】
かぶをまもりてうさぎをまつ

【意味】
株を守りて兎を待つとは、古い習慣や過去に偶然成功した経験にこだわり、いつまでも進歩がなかったり融通がきかないことのたとえ。

【注釈・由来】
昔、中国の宋の国の農民が畑仕事をしていると、兎が飛んできて、木の切り株につき当たって死んだ。
それを拾って以来、農民は畑を耕すのをやめて、切り株の番をして兎を捕ろうとしていたという故事に由来する。
「くいぜを守りて兎を待つ」ともいう。

【出典】
『韓非子』

【例文】
株を守りて兎を待つようなことばかりしていては、出世も成功もないぞ。

【注意】

株を守りて兎を待つの関連語

【類義語】
守株/琴柱に膠す/舟に刻みて剣を求む/二匹目の泥鰌を狙う/来るたびに買い餅/朔日毎に餅は食えぬ/柳の下にいつも泥鰌はいないいつも柳の下に泥鰌はおらぬ柳の下の泥鰌

【対義語】

【英語のことわざ】

【索引語】
守る待つ

【分類】
学問・才能・能力 > 愚か・能力がない
性格・気質 > 融通が利かない

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