盗人にも三分の理の解説
【読み方】
ぬすびとにもさんぶのり
【意味】
盗人にも三分の理とは、悪事を働いた者にも、それなりの理由はあるものだということ。また、どんな事にも理屈をつけようと思えばつけられるものだということのたとえ。
【注釈・由来】
「三分」は3割で、泥棒にも盗みをしたそれなりの理由や言い分が、3割くらいはあるということから。
【出典】
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【例文】
盗人にも三分の理があるというから、一応話だけは聞いておくよ。だからといって私の考えは変わらないがね。
【注意】
「盗人にも三分の利」と書くのは誤り。
盗人にも三分の理の関連語
【類義語】
盗人にも三分の理あり/泥棒にも三分の道理/盗賊にも三分の理あり/乞食にも三つの理屈/藪の頭にも理屈がつく/理屈と膏薬はどこへでもつく/柄の無い所に柄をすげる
【対義語】
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【英語のことわざ】
・The wrongdoer never lacks a pretext.(悪いことをする者は口実には事欠かない)
・Every man has his own reason.(人は皆それぞれの理屈を持っているものだ)
・Give the devil his due.(悪魔にも権利は与えよ)