二足の草鞋を履くの解説
【読み方】
にそくのわらじをはく
【意味】
二足の草鞋を履くとは、両立し得ないような二つの職業を一人ですること。また、相反するような仕事を同じ人が兼ねること。
【注釈・由来】
一人の人間が二足の草鞋を同時に履くことはできないことから、同じ人が普通は両立しないような仕事を一人ですることをいう。
江戸時代、博徒が十手を預かることを「二足の草鞋」といった。
博打打ちが十手を預かり、同じ博徒を取り締まる捕吏を兼ねていたことから生まれたことわざ。
昔は公的な仕事のほかに、それと相反する仕事をもつ場合が多かった。
現在では、多く二つの仕事を同時にこなす場合に使われる。
【出典】
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【例文】
彼は医師でありながら、趣味で極道映画も撮っていた。今回映画の作品がノミネートされたのをきっかけに、二足の草鞋を履くのはやめて、映画監督として作品作りに専念するそうだ。
【注意】
「二束の草鞋を履く」と書くのは誤り。
二足の草鞋を履くの関連語
【類義語】
二足の草鞋/二刀流/両刀遣い/二兎を追う/二股をかける
【対義語】
二足の草鞋は履けぬ
【英語のことわざ】
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